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はてな、手書きのメモ帳などを総計すると40弱の小説を読んだようだ。一月で三冊ペース。オレにしてはまあまあ読んだと思うのだが年々少なくなっているのも事実。今年は一月四冊を目標にしてみよう。 では昨年度ベストを発表するババン。 昨年度っていって…
がっつり読書するつもりだったのにまだ『シャングリ・ラ』一冊すら読み終えていない状態。あと3分の2もあるし。年明け早々スケジュールが狂っているわけでして新年の決意とはいったい何でしょうか。ああでも『シャングリ・ラ』自体が面白くないということ…
本を読むのです。 池上永一『シャングリ・ラ』 リリー・フランキー『東京タワー』 を買った。 『東京タワー』は帯の福田和也の文句で気にはなっていたんだけど、それから異様に売れ出してなんだか読む気が失せていたわけで、その辺、天邪鬼気質をちらつかせ…
第42回文藝賞受賞作『窓の灯』を読んだ。 ほんとはもうひとつの受賞作『平成マシンガンズ』(三並夏)が目当てだったのだけど、こっちも読んじゃえ、ということで『窓の灯』から読み始めて、読み終えて、『平成マシンガンズ』の冒頭まで読んで力尽きた。『…
ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)作者: 日日日出版社/メーカー: 新風舎発売日: 2005/02メディア: 文庫 クリック: 62回この商品を含むブログ (252件) を見る 最近若手作家ブームらしいじゃないすか。朝日新聞でもなんか取りあげられてたし。15歳とか…
新刊『LOVE』読み中その2。 前に、面白い、と云ったけどもやはり面白い。これは相当面白いんじゃないかという気がしている。なんかの本に(『群像』とかそういう小説系のやつ)著者のコメントが載っていて、それは、「20世紀のなんたらを小説ですべて解き…
新刊『LOVE』読み中。面白い。オレお気に入りの作家だがあまり人気がないのだろうか。ありがたいことに図書館でさっさと借りることができた。ちなみにこの本は、前作『ベルカ、吠えないのか?』に対する猫的アンサーであるらしい(『ベルカ、吠えないのか?…
列挙することにした。 書き込みストップから読んだものたち思いつく限り。 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)作者: 桜庭一樹,むー出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2004/11メディア: 文庫購…
となり町戦争作者: 三崎亜記出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/01/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (490件) を見る まずは装丁から。 淡い青空をバックに「となり町戦争 三崎亜記」と滑らかな可愛げのある書体で記されて…
夜のピクニック作者: 恩田陸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/07/31メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 391回この商品を含むブログ (600件) を見る 本屋大賞と吉川英治文学新人賞を受賞している本作。 吉川**新人賞と云われてももひとつピンとこない…
木曜日アニメ「ハチクロ」。に続き『ダ・ヴィンチ』『EYESCREAM』でも「ハチクロ」関連の記事をチェック。 読んだところによるとどうも原作者である羽海野チカさんの意向がかなりアニメにも反映されてる様子。はぐの声担当は工藤晴香さんという娘で彼女の声…
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎作者: コニー・ウィリス,大森望出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/04/17メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 46回この商品を含むブログ (145件) を見る 絶賛する。オレが。 なんのアレも…
テキサス・ナイトランナーズ (文春文庫)作者: Joe R. Lansdale,ジョー・R.ランズデール,佐々田雅子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/03メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (13件) を見る 文はうまいけどつまんねえな。 やたら読みにく…
グアルディア (SFシリーズ・Jコレクション)作者: 仁木稔出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/08/25メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (37件) を見る 正月以来細く読みつづけてきたがようやく読み終えた(二月終わり)。 2回の貸し出…
万物理論 (創元SF文庫)作者: グレッグ・イーガン,山岸真出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2004/10/28メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 167回この商品を含むブログ (269件) を見るなんか面白いらしいつーことで。ドゥームズデイ・ブック(上) (ハヤカワ…
浅田次郎といえば云わずと知れた人気作家である。ですよね? まあそんな程度の認識しか持ち合わせていないオレでして、読んだものは『殺られてたまるか』シリーズくらい。これは浅田氏が小説家としてデビューする以前の若かりし頃、悪事を働いていた時分のエ…
今年も後三週間弱といったところだが、この時期、”本年度(2004)ベストなんたら”、つーのがイヤでも目につくわけで時代に遅れがちな私はフラフラその文句に引き寄せられること必至でしてね。90パーオレの生活と繋がりが見出せないものばかりなわけだ…
第41回文藝賞受賞。 同じく第41回文藝賞受賞の『人のセックスを笑うな』がいまいちお気に召さなかったというかたんにああいったサラッとした恋愛ものが苦手なんだなあとなんだかモヤモヤした気持ちだったもんでじゃあこっちはどうなのよと読むことにした。 …
第41回文藝賞受賞作。 選考者の評を読んだらばやたら褒めちぎっていたのでどおれどれと読んでみた。 19歳の学生オレと、その講師ユリ39歳の恋愛話。 タイトルとペンネームにとりあえず目を引かれるわけだが内容はそれほど奇抜でもない。著者が26歳の…
山田風太郎の小説をなにか読もうかしら。とりあえず『なんたら忍法帖』を順繰りに追っていけばいいのかしら。 などと思っていたりするこの頃なのだけど、ふらり立ち寄ったブックオフ、マンガコーナーで山田風太郎の名前を発見。『バジリスク』というマンガだ…
『好き好き大好き超愛してる』所収。頭にドライバーを突き刺された俺の見る世界とは。随分遠いところに行っちまったな。という感じだろうか。まあそれでもここんとこの話からそう飛躍してるわけでもないんだけど、どうもね。なんだろうね。ちょっとこの世界…
読了。 面白いんだけど、パターンを脱していない。 このての(電撃文庫とかスニーカー文庫とか)ヤングアダルト小説ってのはほとんどというかまるで読んだことがないんだけど、それ故なのかな、このありきたりの落とし方は。イリヤの空、UFOの夏〈その4〉 (…
を書店でチェック。舞城王太郎の新刊ね。 書き下ろしが一編とあとは『新潮』所収の短編が数作。 書き下ろし以外は全部読んでるはずなので図書館で借りよう。 それにしても、 著者は前からイラストも自分で描いているようで、この本にも一編ごとにイラストが…
対談本なのだが、ふざけたユーモアの土屋氏に対し超然とした森氏はどう対処するのか。 あるいはその逆。 それが僕の見所だったわけだがやはり森博嗣は強かった。土屋氏も例の如く自虐的なユーモアで対するがバッサリいかれている。 巻末に両氏の短編小説が掲…
イイ!! もうマーロウにやられっぱなしの状態である。 森博嗣のミステリに慣れた身としては謎解きが曖昧に感じられるんだけどもうそんなことはどうでもいいわけでいっそミステリじゃなくったっていいわけでただただマーロウのさばきっぷりに惚けるのみだ。 …
フィリップ・マーロウみたいな男になるんだもん。 よくよく考えればそれもどうかと思うのだけどそんな風に思ったのも事実で今でも彼のようなダメ中年に憧れていたりする。ダメっつっても心底ダメなわけじゃないのだが。 で、憧れている割には『長いお別れ』…
直木賞だかなんだかの候補にもなった一作を含む短編集。というつもりで読んだんだけど、確かに短編集なんだけど、どれも繋がっているねえ。 相変わらず軽い文章を描いている。言葉とか展開とかはやっぱり気が利いているのだけどさらさら軽い。読後ドッとくる…
田舎を舞台にした少年のプチ冒険物語。なんかを読んだり観たりするといっちょまえに郷愁を感じたりするのだけど、はて、僕は田舎暮らしなど経験したことのない生粋のシティボーイなんだがどういうことであるのか。 この小説を読んでそんな風に思った。度々思…
相変わらずファンタジーというか妄想炸裂気味の本作。 空飛ぶ一家が登場する。七つの?竜巻を伴って現れた空飛ぶ一家の家はその竜巻の上空、先にありその様はまるで天空の城ラピュタのよう。彼らの息子と、妹を強引に交換された主人公の少女らの一家。パパは…
GANTZを読んだ。 なにやら人気があるようであるから読んだのだけど本当のところはどうなんだ。昔は漫画界の趨勢なんぞがっちり把握していたつもりだったのだけどもう駄目ねえ。手を広げすぎたからなのか、人気作品がバラけてきたからなのか。時が経てば経つ…