『犬は勘定に入れません』 コニー・ウィリス
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
- 作者: コニー・ウィリス,大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/04/17
- メディア: 単行本
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絶賛する。オレが。
なんのアレもなくただただ面白い。
面白いんだけどラストがね。とか。いいんだけどどうもピンとこねえ。とか。
そういう微妙な誰に対してかお茶を濁すような(小心者ゆえにね)感想を連ねることに疲れてしまったというのがここ最近このページがさっぱり更新されない理由の一つの要因でもあったりするのだが、これは気が楽だ。
だって、面白い、だけで感想は足りてしまうから。
中学生の頃『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観てこいつあ完璧に最高だ。と能天気に抱いた面白さと似ている。
同じタイムトラベルものだし。他の設定もなんとなく被っている。
- タイムトラベルで起こった問題を解決するため奮闘する主人公。
- 過去で結ばれるはずであった男女をなんとかくっつけようとする主人公。
- 犬が登場。おまけにネコまで(どっちも可愛らしい。ネコなんてミャオと鳴くんだぜ。)。
シェイクスピアやら聖書やらのあっちでは基礎教養となっているような引用や台詞が数多く、そのへん疎いオレとしてはなんか損してるなという気分にもなろうが雰囲気はわかるからいいのだ。
自分のモノサシというものをいまいち信用してないからあんまし褒めちぎったりすることってない(はず)のだけどこれはもうもの凄い勢いでお薦めする。これがダメだなんて云う奴はオレしらね。もう勝手にするがいいさってな具合。