『人間は考えるFになる』 土屋賢二・森博嗣

 対談本なのだが、ふざけたユーモアの土屋氏に対し超然とした森氏はどう対処するのか。
 あるいはその逆。

 それが僕の見所だったわけだがやはり森博嗣は強かった。土屋氏も例の如く自虐的なユーモアで対するがバッサリいかれている。

 巻末に両氏の短編小説が掲載されているが、土屋賢二のは小説風ではあるがほぼいつものエッセイであり、森博嗣のはなるほど森博嗣だなあ、という印象。

 

人間は考えるFになる

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