book

森博嗣「四季 秋」

これはまあいつも通り。森博嗣にケチョンケチョンに否定されてみたい。

ヤン・マーテル「パイの物語」

実際、少年と動物との交流、および漂流記ものということで、本書をキプリングの「ジャングル・ブック」とゴールディングの「蝿の王」との融合と見なす評価もある。なかには、そのニ作品に、作者と同じ現代カナダ作家ティモシー・フィンドレイの「NOT WANTED …

借り本

ダン・シモンズ「夜更けのエントロピー」 F・X・トゥール「テン・カウント」 植草甚一「植草甚一コラージュ日記①」

続・THE STAR

調べてみたら、著者である島崎譲先生のファンサイトみたいなのがあった。 そこのBBSには島崎譲先生もコメントしており、「ザ・スター」について言及しておられた。内容は、「ヒーローを長瀬智也、ヒロインを浜崎あゆみで虚実取り交ぜたドラマにしたらいい…

THE STAR

近所のブックオフにふらふらと迷い込んで、いつものごとく文庫の100円コーナーを物色するも目ぼしいものはなし。岡崎京子のが100円でないかしらと漫画コーナーを捜索。岡崎京子のはなかったが、「ザ・スター」が全巻揃っていたので半分ほど読んでしま…

続・奇想とユーモアとペーソス

「ふたりジャネット」読了。 先日の記述では、わからない、などと云いましたが、これ、面白くないということではないのですよ決して。細部まではわからないが、一作一作の醸し出すイメージというのは漠然とつかめるので、矢印が全体としてどっちを向いている…

奇想とユーモアとペーソス

テリー・ビッスン「ふたりジャネット」を半分ほど読んだ。 アメリカSF界屈指の技巧派で、短編の名手。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を受賞している。とのこと。ヒューゴー賞もネビュラ賞もローカス賞も僕にしてみればまるでなんのことなのかわから…

拳闘士の休息

トム・ジョーンズ「拳闘士の休息」読了。 これはすごい。掛け値なしの傑作だ。 以下に表題作である「拳闘士の休息」の書き出しを抜粋。 「拳闘士の休息」トム・ジョーンズ ヘイ・ベイビィは、M−14ライフルの仕様についてノートを取っていなければならない…

借りたもの

ヤン・マーテル「パイの物語」 寸「モンスーン」 磯崎新・福田和也「空間の行間」 レオポール・ショヴォ「年を歴た鰐の話」 ポール・トーマス・アンダーソン「パンチドランク・ラブ」

「ハリウッド リライティングバイブル」読了。 トム・ジョーンズ「拳闘士の休息」を読んでいる。 この著者、「ファウスト」で舞城王太郎が翻訳したということでつい最近知ったのだけど、村上春樹も彼の著書で紹介したことがある様子。 で読んでみるとこれが…

蛇にピアス

読んだ。金原ひとみ「蛇にピアス」 どういうわけだか綿矢りさ=善玉、金原ひとみ=悪玉、という構図が僕の中にできあがっていて、綿矢りさの小説さえ読んでしまえばとりあえずよかったんだけど、思いがけず図書館で時間を潰すことになり、他に適当なものが思…

蹴りたい背中

期待通りというか、期待以下でもなかったがそれ以上でもなかったというか、まあそれなりに面白いものではある。 ただ芥川賞という言葉に対して勝手にものものしい重さを押し付けていた僕としては、そのギャップに戸惑ってしまう。すばる文学賞とかなら、なる…

借りた本

リンダ・シガー「ハリウッド リライティング バイブル」 テリー・ビッスン「ふたりジャネット」 「ハリウッド・・・」をちょっと読んだんだけど、これ「刑事ジョン・ブック/目撃者」と「トッツィー」と「SHALL WE ダンス?」と「バック・トゥ・ザ・フ…

数日の記録

綿矢りさ「蹴りたい背中」 星野智幸「ロンリー・ハーツ・キラー」 「パイレーツ・オブ・カリビアン」

森博嗣「四季 夏」

四季四部作の二作目。 前作が真賀田四季個人にほぼフォーカスが絞られていたのに対し、今作では著者のシリーズを愛読しているものなら馴染みの深いキャラクタが総登場といった具合で一層楽しめるのではないか。萌絵は出てこないけど。 基本的にこのシリーズ…

借りた本

ローラ・ヒレンブランド「シービスケット」 星野智幸「ロンリー・ハーツ・キラー」 トム・ジョーンズ「拳闘士の休息」 森博嗣「四季 夏」 文藝2003秋

BANANA FISHってサリンジャーからきてるのか

漫画喫茶で吉田秋生「BANANA FISH」を半分くらい読んだ。 これって少女漫画の部類に入るんだろうか。少女漫画といえば僕にはほとんど未開の領域で、せいぜい矢沢あいくらいしか読んだことがない。 スカパーでやってた「彼氏と彼女の事情」も面白かったな。ま…

最近読んだり観たりしたもの ローマン・コッポラ「CQ」 小川洋子「博士の愛した数式」 阿部和重「アメリカの夜」

「週刊新潮」連載の福田和也”闘う時評”(だっけか?)を読んだ。 なにかと話題の芥川賞について書かれているのだが、候補作全て何一つ読んじゃいない僕としては同感も反感も湧かないのは当然と云えば当然だ。こういう状態では単純に見た目を楽しむしかないの…

星野智幸「ロンリー・ハーツ・キラー」を読みたいというメモ。

森博嗣「四季 秋」が発売されているようだ。 はて「春」は読んだが「夏」はどこへ、と思って確かめると知らぬ間に出ていた模様。「春」がいまいちだったため(内容なんて覚えちゃいない)、それほど読みたいわけでもないのだが、あの決まりきった世界がちょ…

年末から年始の記録。 保坂和志「書きあぐねている人のための小説入門」 古川日出男「サウンドトラック」 あんまり読めなかった。テレビなんてつまんねえよ、などと思いつつもきっちり正月番組を観てしまったのだろうか。わからない。憶えていない。年が始ま…

花村萬月「笑う山崎」読了。 この著者の作品を読むのは初めてだったが、そうか、こういうのを描いている人だったのか。 松本大洋「鉄コン筋クリート」などに登場するヤクザを思い出す。

本日の購入本 福田和也「オバはん編集長でもわかる世界のオキテ」 ポール・オースター「鍵のかかった部屋」 塩野七生「イタリアからの手紙」 武田泰淳「ひかりごけ」 レンタルビデオ ペキンパー「ガルシアの首」

保坂和志「書きあぐねている人のための小説入門」を読んでいる。 数日前にパチスロで勝ったので購入したものだ(調子に乗ってまたやったらひどく負けた。もう立ち直れない)。彼については、「プレーンソング」を100円で購入したものの読んでおらず、新作の…

ランズデール「テキサスの懲りない面々」読了。 終わっちまった。次作はまだアメリカでも出ていないみたいだししばらくは我慢しなければならないのか。というか次はあるんだろうか。今作は、なんかいい感じで終わってるしな。思えば思うほど次はないような気…

殿山泰司の「日本女地図」を探している。世田谷の図書館にはもちろんない。絶版なので本屋にもない。誰か情報を下さい。さあ、今こそ”はてな”の力を見せつけておくれ。

ランズデール「モンスター・ドライヴイン」ようやく読了。 正直つまらなかった。薄い本にもかかわらずこんなにも時間がかかってしまったのはその証明なんだろう。話が中盤になってもまるで捉えどころのない展開に嫌気がさしていたんだけど、これはラストにな…

雨なので原付に乗るわけにもいかず歩いて尾山台の図書館へ。ちょっとした調べものと「群像」「新潮」掲載の舞城王太郎の新作が目当て。がしかしどっちも置いちゃいねえ。しょうがないので阿部和重となんたらの映画についての対談が載っているという雑誌を読…

「テキサスの懲りない面々」を図書館に予約中。明後日には読み始めることができるだろう。それまでに「モンスター・ドライヴイン」と「ビル・ゲイツの面接試験」をやっつけちまう予定。金がないと読書がはかどるねえ。これはある意味幸せなんだろうか。金が…