THE STAR

ザ・スター

近所のブックオフにふらふらと迷い込んで、いつものごとく文庫の100円コーナーを物色するも目ぼしいものはなし。岡崎京子のが100円でないかしらと漫画コーナーを捜索。岡崎京子のはなかったが、「ザ・スター」が全巻揃っていたので半分ほど読んでしまった。少年マガジンに連載されていた「ザ・スター」。島崎譲の「ザ・スター」。こういってどれほどの人がわかるだろうかしらないが、とにかく僕はこの人の描く漫画が結構気に入っていて、今はどうしているのだろうと思った。話の内容は、たしか、新人俳優があれよあれよという間にスターになっていくもので、次々と美女に惚れられ、最後には戦争を終結させてしまう、という途方もないものだったと思うが、久しぶりに読んだら、大筋は間違いないが、ちょっと足りない部分があった。主人公は、異常に強いのだ。格闘技に関して素人であった彼は、あっというまに世界最強っぽい武術家を負かしてしまう。彼が身に付けた秘技はその名も”虎命波”、たぶんそういう感じの名称(間違ってた、”鷹命波”が正解)。地味な”かめはめ波”だと思ってもらえば間違いない。
そんなとんでも話を読んで、ウルウルきてしまった僕の目ん玉はどうしちまったんですか。