『世界の中心で、愛をさけぶ』

を観たね。思いの外よかった。特に、長澤まさみのスプリンター姿とか。長澤まさみのタンクトップ+短パン姿とか。あと長澤まさみの水着姿とかが。
スプリンター姿>タンクトップ+短パン姿>>水着姿。こんな感じか。これが競泳水着であったならこの序列もまた変わったものになっていたんだろうけどね。

古川日出男の

 新刊『LOVE』読み中その2。
 前に、面白い、と云ったけどもやはり面白い。これは相当面白いんじゃないかという気がしている。なんかの本に(『群像』とかそういう小説系のやつ)著者のコメントが載っていて、それは、「20世紀のなんたらを小説ですべて解き明かしてやるぜ」とか「僕の作品はどんどん攻撃的になっていってるぜ」とかだったと思うんだけど、そういう意気込みは感じられるかなと読んでいて思うわけだ。それが「何かを解き明かしている」のか、「攻撃的」なのかは、よくわからないんだけど、ナニカをやっておるな、というのはわかる。そのやり口のわけのわからなさ、とか、未完成さ、みたいなのが、これは舞城王太郎のにも感じることなんだけど、オレは好きなんだと思う。

古川日出男の

新刊『LOVE』読み中。面白い。オレお気に入りの作家だがあまり人気がないのだろうか。ありがたいことに図書館でさっさと借りることができた。ちなみにこの本は、前作『ベルカ、吠えないのか?』に対する猫的アンサーであるらしい(『ベルカ、吠えないのか?』は犬がいっぱい出てくるのだ)。猫的アンサー。それだけでもうなんかおもしろそうじゃね?

LOVE

LOVE

エロムービーのサンプルを消そうとして

他のものまで一緒に消してしまった。ということが一夜明けて判明した。なにか大事なものが無くなってしまったような気もするのだが定かではない。なんかのパスワードとかそういうもの。きっとその時(必要な時)がこないと思い出せないだろう。他には4ヶ月ぶんの本やらなにやらの感想めいたものの切れ端が消えた。半分食べたダース(チョコレート)の残り半分が台紙にとろけついていた。一粒ずつ食べようと思っていたのにおかげで全部嘗め切ってしまった。

煙草を買いにいって

自販機に千円札を吸い込ませて、おつりの700円を本当に700円あるのかさりげなくきっちり確認して帰ってきた。煙草は持っていなかった。そのことに気付いたのは2時間後であった。念のためその自販機まで戻ってさりげなく手を突っ込んでみたけど何も掴めなかった。

めんどくさいので

 列挙することにした。
 書き込みストップから読んだものたち思いつく限り。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない桜庭一樹

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

 男のくせに少女をえらくうまく描いてやがるぜ。と舌を巻いたら女じゃねえかよ。

『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男

 

ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか?

 軍用犬から見た大戦からこっちの歴史?という面白さのフォーカスがどこらへんに向いてるのかわかりにくい代物なんだけど、読んだらオレは好きだった。

マルドゥック・スクランブル冲方

 

 
 ロリ未来戦闘モノと思いきや途中でギャンブルに興じている御一行。それはそれでいいんだけどもね・・・。

『ウォールフラワー』スティーブン・チョボウスキー

 

ウォールフラワー (BOOK PLUS)

ウォールフラワー (BOOK PLUS)

 
 こういう雰囲気にオレは弱い。

空中ブランコ奥田英朗

 

空中ブランコ

空中ブランコ

 阿部寛と全然違うんすけど。

グラスホッパー』『ラッシュライフ』『死神の精度』伊坂幸太郎

グラスホッパー

グラスホッパー

ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

死神の精度

死神の精度

 サラッサラ。うまい。70点満点で70点。

『スウィング・ガールズ』監督:矢口史靖

スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]

スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]

 竹中直人の扱いが気になったが、音楽モノは盛り上がるぜやっぱし。ドラマにしたほうが面白いのではないのかね。

『光の帝国』恩田陸

光の帝国 常野物語 (集英社文庫)

光の帝国 常野物語 (集英社文庫)

 印象:不思議な力をもった人たちの静かなお話→異能のサイキック集団、時空を越える。

『アヴェンジャー』F・フォーサイス

アヴェンジャー (上)

アヴェンジャー (上)

 まだまだイケルよフォーサイス

レヴォリューションNO.3』『フライ、ダディ、フライ』金城一紀

レヴォリューション No.3

レヴォリューション No.3

フライ、ダディ、フライ (The zombies series (SECOND))

フライ、ダディ、フライ (The zombies series (SECOND))

 オレのほうが、餃子大好き!! ウオー!! 

莫逆家族』田中 宏

莫逆家族(1) (ヤンマガKCスペシャル)

莫逆家族(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 ギャグのセンスがあああ・・・。

海猿』佐藤 秀峰

海猿 (1) (ヤングサンデーコミックス)

海猿 (1) (ヤングサンデーコミックス)

 ギャグのセンスがあああ・・・。

『今夜、すべてのバーで』中島らも

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

 メチルアルコールは飲んだことねっス。

電影少女』桂 正和

電影少女 1 (ジャンプコミックス)

電影少女 1 (ジャンプコミックス)

 この人よりすごい美少女描きを思いつかねえ。

θは遊んでくれたよ森博嗣

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

 キャラ弱し。

ディスコ探偵水曜日 第一部』舞城王太郎

 こういうのを待ってたんだよ。というのはオレだけではあるまい。

『リンゴォキッドの休日』矢作俊彦

リンゴォ・キッドの休日 (角川文庫)

リンゴォ・キッドの休日 (角川文庫)

 時代の空気がよくわからないけど、渋いぜ。ハードボイルドが好きさ。

モンキーターン』河合 克敏 『め組の大吾』曽田 正人

モンキーターン (1) (少年サンデーコミックス)

モンキーターン (1) (少年サンデーコミックス)

め組の大吾 (01) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

め組の大吾 (01) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

 漫画のラストはとても難しい。

『YAWARA!』浦沢直樹

Yawara! (1) (ビッグコミックス)

Yawara! (1) (ビッグコミックス)

 この人にケチをつけるのはとても難しい。

『偽のデュー警部』ピーター・ラヴゼイ

偽のデュー警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫 91-1)

偽のデュー警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫 91-1)

 地味なミステリ。まんまとオチでぶっとばされたオレは良い読者なのです。

ニッポニア・ニッポン阿部和重

ニッポニアニッポン (新潮文庫)

ニッポニアニッポン (新潮文庫)

 この人の作品の主人公にすべからくシンパシーを感じていることに怯えているよ。

『海の仙人』絲山 秋子

海の仙人

海の仙人

 この人のは初読なのだが、よいね。

 

 
 

『となり町戦争』 三崎亜記

となり町戦争

となり町戦争

 まずは装丁から。
 淡い青空をバックに「となり町戦争 三崎亜記」と滑らかな可愛げのある書体で記されている。
 「となり町戦争」の「となり町」寄りの表現だろう。平凡な日常。なめらかな書体はその青空の穏やかさに溶け込んでいる。そこにある「戦争」の文字のギャップも面白い。
 でもこれは上半分。
 表紙の下半分を埋める白い帯をめくらなければこの装丁の計算はわからない。
 帯の下、つまり淡く平和そうな青空の下に広がるのは、寂しい寒色に満ちた、冬枯れた荒野然とした広場なのだ。
 日常的な青空と荒野。明と暗。
 この相反するものがあたりまえのように僕らの視界には存在してる。
 でも暗部は僕らには見えない(帯の下に隠れているからね)。
 
 とまあこれは読後に(かなり適当に)感じだことなのだがただ単に装丁に惹かれた部分はある。
 で内容はというとほぼ期待通り・予想通りの感触だった(ある意味で)。
 ものすごくおおざっぱに云ってしまえば村上春樹風味。
 僕はとりわけ特徴もなく描かれていて、そのとりわけ特徴もない日常に突然奇妙な変化が訪れる。
 じゃあだからといってその日常が大きく様変わりして抑揚が出てくるのかというとそうでもなくて、生活自体は変わっていくのだけどまるで変わっていないかのように淡々と話しは進む。そして僕の前には魅力的かつ不思議な女性。オレは勃起。
 やっぱ村上春樹だ。
 日常に起こる不思議、でも淡々。
 魅力的な女性。
 勃起。
 これは村上春樹ワールドの三大要素じゃないかよ(あくまでオレの中では。本当に?と問われればもれなく僕に沈黙が訪れるだろうが)。
 だがこれ春樹好きのオレがお気に召すかというとそうでもない。あっ、春樹だ。と思った時点から比較が始まってしまってそうなるとどうしたって分が悪い。しょっぱなから掴みにかかってきたけどそのあとの展開がのっぺらとして終わってみれば始まりがピークだったのかという気もする。うーん。
 教訓。高橋源一郎には気をつけよう(帯に載っている彼の絶賛は『すげえ!』のだマジで。なんか書店の新刊の帯の3割くらいで氏のお褒めの言葉を見かけるしな・・・)。