アジアカップ 日本vsバーレーン

 
 決定的チャンス、というものを8:2くらいでバシバシ外していく、というのがアジアサッカーだと思っていたんだけど、このゲームはわりと決めていたように思うが気のせいだろうか。
まあ鈴木も玉田もしっかり外していたわけだが、バーレーンは、あっ、っていうシーンはいやにあっさりゴール隅に決めていた。でもゴール前の混戦ではやっぱり外すのだけど。

 しかし玉田は凄かった。
 かつて西澤という選手がいたが、彼は奇跡的なジャンピング・ボレーを決めて、「あの子は誰?」と世を驚かせたものだった。そして海外へ移籍し何時の間にか日本に戻ってきたのだ。奇跡はそうそう起こらないということだ。
 今回の玉田の衝撃もそれに近いものがあった。特に2点目となる左からの突破と角度のないところからのシュート。OH!!。あの角度のシュートはアジアではサイドネットに突き刺すのが常識のはずなのだが決めてしまった。入るなんて思わなかったから一瞬呆然としてしまったよ僕。これが奇跡のシュートじゃないことを祈るとしよう。

 サントスと鈴木は相変わらずだった。良くも悪くもあれでいいんだろう。よくわからんが。
 宮本もまた然り。彼はまた致命的なパスミスをしておった。毎試合盛り上げてくれる欠かせない役者であるね。
 中澤はなぜあれほど活躍しているのか不明だ。もしかしてすごい選手なのか。

 それにしてもこれほど規則的なシーソーゲームは記憶にない。芝がぬかるんでいたということで両選手ともズルズルすべり倒してチャンスを投げ合っていたということもありなんともドラマチックな試合で楽しめた。それについてのヘボ審判の貢献も忘れずに付け加えておく。