docta2003-10-18

椹木野衣の「日本・現代・美術」を読み始めた。第一章も終わらないうちから知らない単語連発。

シニフィアン----意味作用と訳されます。フランス語です。現代思想の世界、特に記号論構造主義の世界で使われます。直接的に言葉が指し示す対象のことをいいます。具体的には、たとえば「リンゴ」というコトバのシニフィアン(意味作用)はリンゴそのものの物体のことです。



シニフィエ----意味内容と訳されます。フランス語です。同じように現代思想の世界、特に記号論構造主義の世界で使われますが、シニフィアン(意味作用)に対してその言葉が持っているウラに張り付いたイメージのことをいいます。それゆえ意味内容と訳されるんですね。上記「リンゴ」のシニフィエ(意味内容)は、一般的には「赤い」「甘酸っぱい」「香りがいい」「ジャムに最適」などと人によってちがう部分もあるのですが、リンゴに張り付いたイメージのことです。コトバを変えると「コトバが持っている象徴作用」と言い換えられます。
http://www.imweb.ne.jp/bread/colum/web-master/synifian/

へーっ。