EURO2004 フランスvsイングランド

 フランス2―1で勝利。同グループのスイスとクロアチアは引き分けたため現時点でイングランド、グループB最下位。

 なんていうか僕が眠かったからかなんなのかしょっぱい試合だった。ほぼ見せ場なし。フランスは攻めこそすれど分厚いイングランドの守りにことごとく跳ね返される。クロスあげる。イングランド守備ヘッド。ポーン。イングランドなんかもっとひどくて前線までボールが廻らない。途中で潰されるか、浅い位置からクロスをあげてクリアされる。ポーン。だってイングランドのFWチビだもん。オーウェンルーニールーニーは下がってボールをもらっていたけどオーウェンは完全に遊んでいた。後半に交代されたシーンしか彼の映像が浮かばない。気のせいか年取ったなお前。
 前半38分、セットプレーからイングランド先制。
 でそのままイングランド逃げる。逃げ切る。いける。そんなもうなにをやってもダメです僕たちという諦めがフランス選手の顔から漂う中、さらにルーニーPK獲得。キッカーはベッカム。さすがに外さないだろうと思ってたらばGKバルテズ、ドンピシャセーブ。ベッカム斜陽といった感じでした。ひところの輝きがまるで失われている。一方バルテズ。彼は僕の中では凡ミスおもしろGKと認定されていて、今回もエリア外からのシュートを顔面にくらってオロオロしていてそのへんは期待通りの活躍だったのだけど、さすがにおもしろいだけじゃ代表のゴールマウスは守れないんですね。
 PKを外す。しかも主将ベッカムイングランドに嫌あな雰囲気が、なんて思ったら案の定の展開。ロスタイム、途中交代して入ったFWへスキーがゴール前で後ろから体当たりかましてファール、FK献上。キッカーはジダン。さすがに入んねえだろうなあと思ってたらば、さらっと蹴って同点。イングランドはまだ準備ができていなかったのか動きが鈍かった。GKなんて、あれえ、みたいな感じで一歩も動けず。ジダン雄叫び。イングランドを応援していた僕にしてみれば、へスキーなにしてくれてんだってとこなのだが、その直後、とんでもないところから突然アンリに絶妙のスルーパス。GK倒してPK。ジダン決める。バルテズ絶叫。いちいちお前おもしろいな。
 このスルーパス、ようはイングランドのGKへのバックパスなんだろうけど、あまりに一瞬で状況がよくわからなくて、そんなにプレッシャーを受けていたんだろうか。というか誰だおめえは。サポーターがさぞ恐かろうよ。
 しかしロスタイム3分で2点か。えらい試合だ。