僕は一年に数えるほどしか電車に乗らないのだが(多分10日もないだろう)今日は人と会うため慣れないスーツなど着こんで電車で移動。さすがにスーツとコートを着て原付で疾走するというのは考えられない。寒すぎるだろうよ。スーツなんて着てみるとあまりに不釣合いな感じで居心地が悪くなっていたのも今や昔、なんとなくしっくりきているような気がする。鏡に映った、フレッシュマンのようでもありながら、どことなくおっさん臭を感じさせる佇まいに、時間の残酷さを思い知る。着実に老化の階段を歩んでいるみたいだ。つい最近まで、まだ学生服着ても違和感ないだろう、なんてことを思っていたけど、そりゃねえな。車内で近くにいた男子高校生のかわいらしいことかわいらしいこと。かつてはかわいらしさを唯一の売りにしていたというのに、負けた。車窓に映る自分の姿を確認するまでもなく、負けている。その上身長も、負けている。さらに、もしも彼がズルムケデカチンだったなら、殺意を抱いたところだが(彼か、若しくは自分に)、幸い露出していなかったので確認できなかった。命拾いしたな。