メガネと私

 免許の更新期限が迫っている。
 というわけでメガネを物色しに行ってきた。前回の視力検査もギリギリだったし(両目で0.7?)もう裸眼じゃ無理だろうということで。
 眼鏡屋に寄る前にネットで検索したり本屋でメガネ特集の雑誌を読んだりオレにしては抜かりがない。どうしたというんだオレよ。いつもこの調子でいこうね。余裕があると大人らしい振る舞いができるということか、いやいや、そもそも買い物に外出しているのに財布を忘れたとかいったオレがよくやる失敗は大人も子供も関係ない。余裕があると人間らしい振る舞いができるということか。
ZOFFやHatchといったやけに安いとこから白山眼鏡店、フォーナインズあたりをまわる。でかたっぱしからかけまくる。しかしあれね、安もんと高価なものとの差がさっぱりわかりませんね。オレに感じられた違いは店の緊迫感でしょうか。3万円とか4万とかのワレモノがガラスの棚にずらり並んでいるのを見ると震えがくる。どっか、えいっ、ってやったらどうなるんだろう。という考えが決してやりたくないのに頭に浮かぶ。オレがそんなことを考えているのを察知しているかのように店員が目を光らせているという妄想。いやほんとにマークされていたのかもしれない。恐い。君たち店員も(オレが)恐いだろうが、オレだって(オレと君らが)恐い。高級店はほぼマンマークで客1に対し店員1以上はいる恐い。「お気軽にお試しください」なんつって声をかけてくれるのはいいんだけど気のせいか君の声が震えているのはなぜ。新人だから緊張しているだけなのか。それともそれ以外に何かあるのか、特にオレに。金持ってないとでも思ってんのか(持ってない)。そんな被害妄想が満開。刺激的な時間を過ごしました。
 でなにを買えばいいんだろう。数がありすぎてわかりません。
 クロのセルフレームをかけてた女性店員さんはかわいらしかったな。赤なら完璧だったのに。今度またその店員さんがいたら云われるがままに買ってしまいそうな気がする要注意。