松木斬り

先日のサッカーU2バーレーン戦、予想通り日本は負けた。
日本代表とは、そういうスレスレのラインを演出する生き物なのだ。僕は、なぜだかそんな風に勝手に思っているから、予想通りなのだ。3チームが勝ち点7で並ぶ混戦状態。俄然面白くなってきました。今日はレバノン戦。どうなるのだろうか。まあ勝てるとは思うけどともかく面白い試合にはなりそうだ。
で、面白いといば、試合そのものよりも解説のほうが面白いことになっている。
前日本代表監督トルシエの通訳を務めたフローラン・ダバディ氏が、自身のBLOGで朝日TVのサッカー解説をした松木安太郎に苦言を呈したのだ。まるで応援団のようだ、ここは居酒屋ではない云々。これには快哉を叫ばずにはいられない。今まで誰も口にしなかったことがおかしなくらいだが、身贔屓に過ぎる応援というものが解説としてまかり通ってしまう風潮が日本にはやっぱりあったんだろう(サッカーに限らず)。とするとこれは、日本サッカー界において、ダバディ氏にしか云えないことだったのかもしれない。日本サッカー界で、氏ほど、外国人でありながら、日本の文化に精通し、日本語を巧みに操り、かつ、発言力のある人物はどうしたって見当たらないのだから。
このダバディ氏の発言は、松木安太郎本人にの耳にも届いているだろう。彼が今日の試合でどういった解説をするのか(冷静な解説をするのか、ダバディ?誰ですかそれは?といった具合に例の如く興奮する居酒屋のおじさんに成り果てるのか)注目だ。いっそのこと、酒盛りでも始めてくれればそれはそれで面白いけど。