shit

docta2004-03-09

安藤美姫が優勝したらしい。
フィギアスケートの選手だ。その昔、伊藤みどりトリプルアクセルなどといって三回転半のジャンプを売りにしていたが、この安藤美姫は四回転飛ぶというのだ。恐ろしい娘である。あの不安定なスケート靴でよくもまあといったところだ。ぐにゃっとならないのかしら、ぐにゃっと。まあそれはいいとして、当然この四回転ジャンプが彼女の武器なんだね、と誰しもが早とちりしてしまいそうだが、実は違う。いや、違わないんだけど、僕や君にとっては違う。今日のフジテレビの夕方のニュースを観たか。観ていないと話になりませんぜ。彼女は、そう、とても、可愛いのだ。なんか可愛らしい女の子が映ってるなあと思ったら、彼女だった。数ヶ月前、彼女の噂(どうも群を抜いて可愛いらしい。しかも15歳とか)を耳にしてから、久方ぶりにNHKなんぞでやっているフィギアスケートを観て、彼女をチェックしたのだが、その時は、ああこれは可愛いね、とは思ったものの、騒ぐほどでもねえな、というのが正直なところだったけど、今日は別人だった。髪なんかウェーブしちゃって(競技の時はきつくまとめてある)ちょっと大人っぽい。このちょっと大人っぽい、というところがミソか。大人っぽいでは普通だし、幼いのに喜ぶほど僕は真性でも真正でもない。文句なく可愛いじゃないか。軽く人生に絶望してしまいそうなほどに、いい。そう、僕は、若くてほんとに可愛い女の子を見つけると、驚き、放心し、嫉妬し、絶望する。なんだか若い女の子がもれなく可愛くなっていっているような気がする。そして僕はどんどん醜くなっていっているような気がする。ああ、なんてこったい。ずるい、ずるいよ。いったいなにがずるいというのか、自分でもよくわからないが、とにかくそんな卑屈な感情があるのは確かだ。それだけではないけど。そんなときは、僕は家の周りを散歩する。僕の住むこの街は、女子中、女子高があって、夕方ともなれば、制服姿の彼女たちがわらわら行進している。現実には、若くてほんとに可愛い女の子なんてそれほどいないみたいだ。よしよし。